「ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい」を読んだ


先日こんな本を読みました。
以前から財務会計の知識はつけて行きたいなと思ってたのですが、たまたま会社近くのツタヤで手に取ったのでそのまま読んでしまいました。

なんだかファイナンスと言うと、ディスカウントキャッシュフローとかいった難しい言葉が出てきて、難解な計算をするのではと思ってしまいますが本書は違います。

M&Aが活発になってきた最近でどうやってお金を集めて
どうやってそのお金を元にして市場を優位に事業を行っていくか
がよく書かれていました。

本書の中ではソフトバンク日本電産の例がありましたが
M&Aを成功させるには社内でかなりたくさんのトライアンドエラーをしてみた結果M&Aが上手くなるといった内容が書かれており、感心しました。

またファンドや投資銀行の立場の話も書かれており
お金を集めて利益を出すんだけど、高額な年収や高い利回りを出すためにはけっこう大変なんだなとよくわかりました。


ちょっと共感できなかった所として
やっぱりファイナンスといった知識は経営層の人に有益であって
普通の人には、経験を得ることも実感として理解することも難しいんじゃないかと思いました。

そりゃーやってみないとわかんないよってことも
普通の社員じゃ経験できそうにないでしょう。


ですが、この本は面白く読めました。

それにしてもこの著者はすごいですね。
15歳で起業してるんですね。
んー見習いたい。